3月9日(2014/3/9)「教えない勉強法」賢くなるパズル 宮本哲也先生。番組見ながらまとめました。
悪い親の実例・悪い親の行動・悪い親の口癖
【親のダメな行動01】言ってはいけない言葉
- 頑張って!
- 大丈夫?
宮本先生「頑張ってねというのは現状の否定。もっとやれよってことなんです。50%ぐらい頑張っていると思っているときに頑張ってねと言われると、努力を0%に感じさせてしまいます」
宮本先生「大丈夫?に悪気はないんですけど、相手を信用していないという言葉です。0%です」
このように言い換えましょう
- 頑張って! ⇒ 頑張ってるね!
- 大丈夫? ⇒ 大丈夫だよ!
宮本先生「頑張ってるねは100%肯定なんですね。たとえば50%ぐらい頑張っているときにこう言われると、それほど頑張っているつもりはなかったけどもうちょっと頑張ってみようかなと思うじゃないですか」
【親のダメな行動02】子供をペット化する
宮本先生「挨拶がやたら上手い。小さな子供にとって知らない大人は親しみを感じられる存在ではない。完璧な挨拶をする子供がたまにいるが、それは親に仕込まれている。そういうことを仕込む親は必ず「お利口なおぼっちゃんね」と褒められるので、褒められたくて躾けている。挨拶しなさいと親が子供に言うことはいい。最初の挨拶は100点満点である必要はない」
【親のダメな行動03】子供がやりたいことを邪魔する
ちょっと長かったので要約します。
週5回サッカー教室に通う小学6年生の子が塾に入ってきました。サッカー少年は全然算数ができず、母親が宮本先生に「いつまで週5回サッカー教室に通わせて大丈夫か?」と聞かれた時
宮本先生「そういうことは本人に聞いてください」
と答えたそうです。サッカー少年本人の意向は、6年生の10月いっぱいまでサッカー漬けの生活をして11月から一旦サッカーを休んで受験勉強をするというもの。
第一志望校は開成中学
4月の段階では算数は開成は無理なレベルだったのですが、本人の意向を尊重し、受からなくてもいいから本人が納得して生きることが大切と、宮本先生も母親も何も言わなかったそうです。
結果は、開成は落ち、巣鴨は受かり、都立の小石川にも受かったそうです。小6の4月から10ヶ月間週1回算数塾に通い、あとは家庭学習。勉強量は普通の塾に通う子の20分の1以下だと考えられますが、それでも受かったそうです。
宮本先生「こういう話をするとその子はもともと出来たんだろうと言う人が居ますが、私が見て、できるタイプの子ではなかった。ずーっとできなかったが、自分なりのペースは崩さなかった。あとは親が余計なことをしなかった。これは非常に大事。子供が何かに没頭する時間は生命力を磨いている非常に大事な時間なんですよ。どんなに親の趣味とかけ離れていても、邪魔してはいけない。子供が没頭するのを邪魔しながら、愚かな親なら『サッカーは中学受験の役に立たない。やめなさい。その時間とエネルギーをすべて勉強に費やしなさい』と言っちゃうんですよ」
【親のダメな行動04】勉強を教えたがる
要約です
問題が解けなくて考えている途中の子供にネタバレしてはいけません。本気で解こうと子供が頑張って考えている時に、横から口出しするのがダメ。その時はできなくてもいいんです。頭を良くするために頑張っているときは、待つ。問題を解いている時間にわからなくて窓の外を見ている子供がいても、宮本先生は放っておくそうです。何も言わないことが一番むずかしいことですが、教えずに待つことが必要とのことです。
子供のやる気スイッチを入れるには?
宮本先生「待つ。スイッチは触ってはいけない」
やりたくないことを無理矢理やらせてうまくいくことはないし、やる気のない子供にやる気を出させる方法はない。
勉強を面白く見せることが大切だそうです。
関連図書
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全力教室といえば、先週放送された「4スタンス理論」とても面白かったですよね。
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