2014年の色彩検定試験は6月22日。色彩検定の試験まであと1ヶ月ですね。私が色彩検定1級に独学で臨んだ際に自作した「慣用色名・コレじゃないBOOK」をご紹介します。
これは、慣用色名を覚えるために使ったツールです
大きな声では言えませんが、わたくし慣用色名は相当うろ覚えでした(´・ω・`) 覚えなきゃいけないことが多すぎて、まぁ、大体。だいたい覚えたぐらいでしょうか。
PCCSの色相やトーンはある程度覚えましたけど、慣用色は色名がありすぎて結構厳しかったんですよ。あとは、記憶で覚えている色と教科書的解釈をした場合の色名の差が結構大きいのが気になってしまって、素直に暗記できなかったんです。
そんな中、作った数少ないツールがあるんですよ。
題して「慣用色名・コレじゃないBOOK」(゚´口`)ノ゚
ブックカバーは愛用中のスケジュール帳のカバーを作った時に余った紙で自作したものです。marimekkoのBottna柄♪ 中身はこの本です。
最初は「色の便利帳」という本を買って暗記しようと試みました。内容は大変おもしろかったのですが1級2次対策をするには掲載された色数が足りなくてですね。どうしようかと思っていたところで、この本を購入。文庫本でございます。
文庫本「日本の269色」中身
見開き4色掲載。色名と色のマンセル値とCMYK値、色名の簡単な由来が載っています。和色名、外来語色名で大分類され、それぞれマンセル色相順、マンセルトーン順に紹介されています。
すばらしく良くまとまっているんですが、イマイチ読む気になりにくい無機質な色票本です。
「慣用色名・コレじゃないBOOK」の作り方
色彩検定受験者にはお馴染み、新配色カードを取り出します。
カラーチップを切り貼りします
2級や3級を経由せずに突然受験したので、テキストがありません(3級は持っていた)。なので問題集に掲載されていた値を信じ、ひたすら貼り付け、横にPCCS色番号を記載しました。
「カーマイン」にチップを貼り付けた
こんなかんじ。V2が一番近いように見えますが…
カーマインはV2V1V3と定義されていますので、全部正解。
「江戸紫」にチップを貼り付けた
これもひどい。d20とか全然違うじゃんと思いますが
dp20、dp22、d20いずれも正解と定義されています。
「セルリアンブルー」にチップを貼り付けた
どれもこれも違うように見えますが、
全部正解なんだそうです。広すぎないか?と。
「スカイブルー」にチップを貼り付けた
これ、どれが正解かわかりますか?
正解はlt16+。p16+やp18+のほうが明度が近いように見えますけど、正解と定義されているのはlt16+のみなんです。
こんなかんじで、正解の色チップ(ピンクのペンで記入)と、目でみて似ているけど正解ではないチップ(オレンジのペンで?つきで記入)をひたすら貼り付けていきました。
短時間の学習で最大の結果を出すためには、境界線(間違いそうなところ)を頭と身体に叩きこむのがベストだと考えての行動だったのですが、これが地味に大変で…。全部で2日ぐらいかかりました。
試験に出たよ〜
2013年色彩検定1級2次試験で物議を醸した「バーミリオン」V3V5問題も
「V4じゃないよー」って覚えていたので迷わず解答できましたよ。
この本を作ったあとに、PCCS番号から慣用色名を覚える「逆引きツール」を作っていたのですが、途中で挫折したのは内緒です。
カラーチップを切り貼りするだけで結構頭に入るので、騙されたと思って作ってみてください〜
色彩検定1級合格するまでに使用したもの
- 色彩検定公式テキスト1級
- 色彩検定公式テキスト3級(※持っていました)
- サミュエル1次試験用問題集
- 2次試験用問題集
- PCCS色表
もくじページ作成中⇒「「色彩検定1級」約100時間の勉強で合格するまでの道のり」