配偶者控除の撤廃は女性の就労促進につながるのか?

【PR】当サイトは、グーグル・アドセンスやアマゾンアソシエイトプログラム、アフィリエイト広告を利用しています。

Money

安倍晋三総理大臣が2014年3月19日の「政府の経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議」で、配偶者控除の縮小・撤廃を検討するよう指示したとのこと。

えーーーっと(´・ω・`) これって一体誰得なんだろー?って思いましたが。

配偶者控除って何?

一般的に「103万円の壁」「130万円の壁」「141万円の壁」と言われているもので…

  • 103万円の壁・・・配偶者に所得税がかからず、さらに減税される
  • 130万円の壁・・・扶養からはずれ、社会保険料や公的年金をそれぞれが収める必要が発生
  • 141万円の壁・・・配偶者特別控除を受けられる上限

ご夫婦で働いていて税金を抑えるためには所得が103万円以下である必要があります。そして次に1年間の所得が130万円を上回ってしまうと扶養からはずれることになり、所得税や健康保険、年金などでかなり負担が増し、141万円を超えると配偶者特別控除も受けられず。

年間130万円(10万8333円/月)より多く給与所得を受け取るなら社保完備でバリバリ働くほうがお得になるというのが現在の税制です。

「この壁をなくして女性を活用しては?」という提案を安倍総理がしたそうです。

その前に、国保高すぎるんじゃ?って思いますが…

スポンサードリンク

円安で外国人観光客の数もうなぎのぼり(実感としてですが)。ですが、4月1日の消費税増税といい、2014年の春はアベノミクスの「ムチ」がどんどん表に出てきていますよね。

私は配偶者控除とは縁のない生活をしているので直接ダメージはないのですが、配偶者控除の壁と戦う女性が身近にいるので、他人事とは思えないんですよね。

ユニクロさんはアルバイトさんやパートさん1万6000人を地域限定正社員として雇用する方針を決めましたが、待遇はそれほど良くないみたいですし。

壁だけ撤廃しても、結局は・・・言い方悪いですけどタダ働きが増えるってことですよね。「いいから働け」ってことですよね? 国の財政が厳しいのはわかります。でも、それで国民は豊かに暮らせるのでしょうか?

私自身は、働くことは楽しいことだと思っています。人の役に立てることは本当に嬉しい。

でもねぇ、搾取されたいわけじゃないんですよ。

中国やインドの労働単価と戦わなければいけないから、そうなっていくのは仕方ないって偉い人たちは考えていそうですよね。

配偶者控除の撤廃を考えるのは、人不足になってからでいいんじゃないですかねぇ?
国として国際競争力のある産業を育てるとか、そっちが先じゃないかと思うんですが。

減ってきたとはいえ2014年1月の失業率も3.7%もありますし。働く人ばっかり増やしてどうするんだろう?

え、戦争!? まさかね…

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする