私、何を隠そう暗記が大嫌いです。めんどくさいから。一対一でモノを覚えていくよりも、解法を覚えるタイプっていうんでしょうか? ひとつひとつのパーツを詰め込むよりも概念で覚えたほうが記憶が定着しやすいタチでして。少しでも簡単に覚える方法はないかを日々考えながら取り組むタイプなんですよね。
どなたかのお役に立つかもしれませんので、私が実践した暗記方法をまとめておきます。
配色の種類
試験で一番困る「ど忘れ」に対応するために、極力理屈で覚えるようにしました。
数えてみたら、覚えるべき配色名は全部で26個ありました。大きく分けると2種類に分けることができます。
- 「色相環」から考える配色
- 「トーン」から考える配色
今日は「色相」に関する配色名についてまとめますね。
色相環から考える配色名
色相に関する配色名は14種類あるんですが、以下4つの呪文のような文字列を覚えることで暗記しました。
- 「1、1、2、4、3、2」
- 「同一、隣接、類似、中差、対照、補色」
- 「もの・じ・とり・てとら・ぺんた・へきさ」
- 「スプリットコンプリメンタリー=Y」
これだけ見ると何のこっちゃい?だと思われますが、それぞれ説明していきますね〜
「距離」による配色名
色相環上でどのぐらい離れているかがポイントになる配色です。
- 同一色相配色・・1・・色相差0(同じ色相)
- 隣接色相配色・・1・・色相差1(となりの色相)
- 類似色相配色・・2・・色相差2〜3
- 中差色相配色・・4・・色相差4〜7
- 対照色相配色・・3・・色相差8〜10
- 補色色相配色・・2・・色相差11〜12(お向かいとその隣)
順番と色数だけ覚えましたよ。
- 「1、1、2、4、3、2」※半円分。時計回り・反時計回りそれぞれあります
- 「同一、隣接、類似、中差、対照、補色」
112432は明度表などを問題用紙のメモ欄に記載する時、忘れないように書いておきました。
「何等分します」の配色名
「色相環を何等分します」をギリシャ数字で表現した配色名です。
正確に言うと、数字の色数を色相差最大かつ色相差均等に配置した状態の配色。PCCSは24色相なので、それぞれの数字で割った数が距離になります。5だけ割り切れないので、トライアド配色+白黒の5色になります。ペクサードもテトラード+白黒で配色してもOKです。
- ダイアード・・2色使う・・色相差12
- トライアド・・3色使う・・色相差8
- テトラード・・4色使う・・色相差6
- ペンタード・・5色使う・・トライアド+白・黒
- ヘクサード・・6色使う・・色相差4
ギリシャ数字だけ覚えました。
- 「もの・じ・とり・てとら・ぺんた・へきさ」
問題文に出てくるたびに割り算しました。「えぇと、テトラードはテトラだから4だから24÷4=6、色相差6だ!」といった感じ。
はっきり色相差があればOKな配色
「明快な」と書いていますけども。
- ビコロール・・・2色
- トリコロール・・3色
赤青白とか。赤青とか。赤緑とか。色相の違いでリズムを出す配色ですね。指定がなければvトーンにしておいたほうが無難かと思います。
色相環を使うその他の配色名
ボーリングのスプリットです。分裂。Y型の配色。
- スプリットコンプリメンタリー・・・補色分裂色相配色
これはそのまま、「スプリットコンプリメンタリー=Y」。呪文のように何度も唱えました。すぷりっと・こんぷり・めんたりー。
後編(トーン)はこちら。
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